治具FAQ
治具FAQ(質問コーナー)
ラフガイド、ラフガイドピンとは何ですか?
ラフガイドとは、ワークを冶具に対して簡単に位置決めするための部品の一つです。
主に位置決めを行う方法には基準面に合わせる方法、位置決めピンに挿入する方法、位置決めピンに押し当てて位置決めを行う方法の3種類があり、この位置決めを行う際に使用するガイドプレートやガイド用のブロックをラフガイド、位置決め用ピンをラフガイドピンと呼びます。
製品を大量生産するうえで,可能な限り効率よく加工の準備を行う事が重要になります。加工準備の際にワークを置く位置を都度調整しながら位置決めしていては時間がかかってしまいます。
その対策としてラフガイドを使用し,固定基準面を設定する。或いはラフガイドピンで位置決めをするなどを行います。
ラフガイドを使用するうえで注意しなければいけないことがあり,その主な内容と対策を以下にまとめます。
①プレートの端などにワークをぶつけて,ワークが傷がつく可能性。
対策方法は,プレートの端を曲げる。面取りを行う。材質を樹脂などに変更する
②ワークの重量が大きい場合,ラフガイドに力が加わり変形する可能性。
対策方法は,ガイドにリブをつけて強度を向上させる
③ラフガイドを取り付けた後に微調整がしづらい可能性。
対策方法は,ガイドの取付用の穴径を広げる。長穴にする。位置決めピンを偏芯のモノを使用する。
治具設計製作.comでは,これらのような問題を考えつつお客様の使用環境やワークに合わせた設計をさせていただきます。