治具FAQ
治具について
一般的な治具,治工具の例は?
治具,治工具の例には,クランプとガイド(ブッシュなど),位置決めピンを用いた位置決め治具が挙げられます。
治具を使用する目的として多く挙がるのは,加工精度や生産性を向上させるために加工対象物を正確に固定し,加工時の位置決めを行うためという事です。
クランプと位置決めピンでワークの位置を固定して安定させることで,部品やツールの挿入や接触をガイドすることや,部品同士を組み合わせたり,貼り付けを行う事ができます。
ワークにピンを入れる作業や穴をあける作業,複雑な製品や精度を求められる時などにも使用され,手作業や機械加工,検査作業問いません。
素材は,用途に合ったものを使用しますが,錆びづらく耐摩耗性もあるステンレスで作られることが多いです。
他の例としては,検査用の治具として加工品質を保証するためのゲージも挙げられます。
ブロック形状の治具や,検査機器で測定しずらい複雑形状の部品に合わせた治具などがあります。