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治具FAQ

治具FAQ(質問コーナー)

機械設計製作とは?

受託型の機械設計製作は、クライアントの特定のニーズや要件に基づいて機械や装置を設計・製作します。

1. プロジェクトの受注と要件定義
①顧客との初期打ち合わせ:
顧客からの依頼内容をヒアリングし、要件を明確にします。
製品の目的、使用環境、必要な機能・性能、予算、納期などを詳細に確認します。

●要件定義書の作成:
要件定義書を作成し、顧客と合意します。この文書には、製品の仕様、技術的要件、品質基準などが含まれます。

2. 構想設計と提案
①初期構想:
要件定義に基づいて、複数の構想設計を考案します。
構想設計図や3Dモデルを作成し、設計の方向性を示します。

②技術的なフィージビリティスタディ:
各コンセプトの技術的な実現可能性を評価します。
初期のコスト見積もりや製造の難易度を考慮し、最適な構想を選定します。

③顧客への提案:
選定したコンセプトを顧客に提案し、フィードバックを受け取ります。
必要に応じて設計を修正し、最終的な概念設計を確定します。

3. 詳細設計
①CAD設計:
詳細な3D CADモデルと2D図面を作成します。
機械要素の選定、材料の選定、構造解析などを行い、詳細設計を進めます。

②解析とシミュレーション:
強度解析、熱解析、流体解析などを実施し、設計の妥当性を確認します。
必要に応じて設計の修正を行い、最適化します。

4. 試作機製作とテスト
①試作機製作:
試作機を製作し、設計の妥当性を物理的に検証します。

②テストと評価:
試作機の性能、機能、耐久性をテストし、評価します。
テスト結果に基づいて、必要な改良を行います。

5. 製造準備と量産
①製造工程の設計:
製造プロセスを設計し、最適化します。
作業手順書、検査基準書などのドキュメントを作成します。

6. 製造と組立
①部品加工:
製品の部品を製造し、品質管理を行います。
部品の検査と品質確認を徹底します。

②組立:
製品の組立を行い、最終製品として完成させます。
組立後に動作確認を行い、品質を保証します。

 

7. 出荷とアフターサポート
①出荷準備:
完成した製品を梱包し、出荷準備を行います。
出荷前に最終検査を行い、品質を確認します。

②アフターサポート:
製品納入後のサポートを提供し、顧客からのフィードバックを収集します。
必要に応じてメンテナンスや改良を行います。

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装置メーカーの製品の受託製造(OEM、ODM)とは?

1. OEM(Original Equipment Manufacturer)受託製造
OEMとは、クライアントのブランド名で販売される製品を製造することを指します。OEMの役割は、主にクライアントから提供された設計や仕様に基づいて製品を製造することです。

(1)OEMのプロセス

①設計と仕様の受領
クライアントから設計図や仕様書を受け取ります。これには、機械的寸法、材料仕様、機能要件などが含まれます。
仕様を基に、製造計画を立てます。

②製造準備
必要な材料や部品を調達し、製造準備を行います。
製造に必要な設備や工具を準備し、作業環境を整えます。

③製造
クライアントの仕様に従って製品を製造します。製造中は、厳格な品質管理を行い、製品が仕様通りに作られていることを確認します。

④検査と試験
製品の各段階で検査を行い、品質を確保します。
必要に応じて機能試験や耐久試験を行い、製品の性能を検証します。

⑤納品
完成品をクライアントに納品します。納品前には最終検査を行い、品質を保証します。

(2)OEMのメリットとデメリット
🔵メリット
クライアントは自社のブランド名で販売できるため、マーケティングや販売戦略を自由に構築できます。
製造を専門のメーカーに委託することで、製造コストや設備投資を削減できます。

🔴デメリット
クライアントの仕様に厳密に従う必要があり、設計変更や修正には制約があります。
製造品質や納期に対する責任が高く、トラブルが発生した場合の対応が重要です。

2. ODM(Original Design Manufacturer)受託製造
ODMは、メーカーが自社で製品を設計・開発し、それをクライアントのブランド名で販売する形式です。ODMは、設計から製造までの全プロセスを担い、クライアントは完成品を自社ブランドとして販売します。

(1)ODMのプロセス
①市場調査と製品企画
市場ニーズを調査し、新製品のコンセプトを企画します。
製品のターゲット市場、競合製品、顧客の要求などを分析します。

②設計と開発
製品の詳細設計を行います。これには、機械設計、電子設計、ソフトウェア設計などが含まれます。
CADソフトを使用して3Dモデルを作成し、設計の妥当性を確認します。

③試作機製作
初期プロトタイプを製作し、設計の検証を行います。
プロトタイプを用いて、性能テストやユーザビリティテストを実施します。

④製造準備
製造に必要な材料や部品を調達し、生産ラインを設定します。
製造工程を最適化し、品質管理プロセスを確立します。

⑤量産
試作機の評価結果に基づいて最終設計を確定し、量産を開始します。
製品の各段階で品質管理を行い、製品の品質を保証します。

⑥納品とサポート
完成品をクライアントに納品し、アフターサポートを提供します。
顧客からのフィードバックを収集し、次回の製品開発に反映します。

(2)ODMのメリットとデメリット
🔵メリット
メーカーは設計から製造までを一貫して管理できるため、製品の品質や性能を最適化できます。
クライアントは製品開発のリスクを低減し、迅速に市場投入できる利点があります。

🔴デメリット
メーカーが製品の設計を主導するため、クライアントのブランド戦略と完全に一致しない場合があります。
設計・開発コストが高くなることがあり、初期投資が必要です。

(3)プロジェクト管理とコミュニケーション
①工程管理・予実管理
各プロセスのタイムラインを設定し、進捗をモニタリングします。
コスト管理を行い、予算内でのプロジェクト遂行を確保します。

②コミュニケーション
クライアントとの定期的なミーティングを通じて、進捗報告やフィードバックの収集を行います。
透明な情報共有を行い、信頼関係を築きます。

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